<   2009年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

どんぐりウォーカーからの便り

  家鶏野鶩


 愛知県立芸術大学で日本画を勉強している菊池円さんからお便りが届きました。

この間私の家で友達5人とコタツに入ってみかんを食べました。
まず、私はみかんのおしり側から4等分に割ってそこから中身をはずして食べます。皮がお花状に残るのがかわいくて気に入ってます。みかんの白いスジ嫌いな子は外皮をむしった後にものすっごくきれいに白いスジをとってみかん玉を作って食べていました。白いスジを全部取るとしっとりとした透明感のあるすごいきれいなオレンジ色になるんです。コタツの上のみかんをまず全て触って選別する子もいましたし、お手玉みたいにして投げて甘みが増すって言ってる子、ヘタを取ってその口からみかんの実の数を数える子、みかんをまず手全体で揉みほぐして外皮の赤道面にぐるっと一周爪で切れ目を入れ、ぱこっと蓋と器みたいに皮を取って食べてる子もいました。みんな小さい頃からやってることなもので行為に無駄がなくそれぞれその道の職人。時々、ふたつの実が真ん中あたりでくっついてるのあると嬉しいとか、親子みたいに大きい実に小さい実が寄り添ってるのかわいいけど、小さい実をはがすと大きい実がへこんでスマートになるほどめりこんででかわいそうとか、いろいろ話して食べました。
それぞれ食べ方が微妙にちがくて楽しい一日でした。
a0088577_2238491.jpg

 こんなほのぼのとした若い人の会話の外では価格競争→賃金の下落→価格破壊とデフレの悪循環が続いています。
 家鶏野鶩(かけいやぼく): 字のごとくに庭の鶏より野のアヒルのほうが気になる。日常の見なれたものを遠ざけ、新しいものや珍しいものを尊ぶとのことです。
 平成21年度は【新】の漢字で締めくくられましたが政治も経済も家庭も外にある悪いものばかり欲しがる風潮が強すぎると思います。
 輸入製品である衣料品、食料品の価格は安くなる一方だ、主婦は安いことはいいことだと大喜びでたくさん購入して貧困国で起きている水、食料、エネルギーの危機には無関心。
 輸出主力製品の車、家電製品は価格が高いために韓国、中国製品に追い越されピンチとの認識の薄い国民性、エゴが環境破壊への道を急速に歩んでいる。
 22年度は【蘇】を中心とした地球上の家族、友達である動物、生物、植物との共存を考える国連の国際生物多様性年。COP10会議が開かれるので子どもたちとどんぐりでの生物多様性の減少を食い止める勉強をしたいと思っています。
a0088577_19305979.jpg
 
  
  
[PR]
by DONGURI-MONGORI | 2009-12-28 16:48